ホームルータの実力をゲームで確認【docomo home 5G HR01】

Apex Legends

自宅のネット回線は、やっぱり”固定回線(光回線)”ですよね。
通信は安定する(諸説あり)し、速度も速い(諸説あり)しで、事務利用ならまだしも、オンラインゲームもするユーザであれば、一択となるわけです。

でも、どうしても、固定回線が引けなかったり、引きがたいケースもあるわけです。
そういったケースでは、いわゆる”ホームルータ”は強力な選択肢です。工事不要で実質即日開通ですからね。

しかし、巷の情報では、通信が安定しない、速度も遅い・・・等の辛口評価を受けており、固定回線とは異なるため、オンラインゲームは避けるべきとされています。

はたして、この評価はどのレベルのものなのでしょうか。
ホームルータの評価でよくあるのは、「テレワーク等の事務利用や動画視聴、ネットサーフィンは問題ないが、オンラインゲームには不適」といったところでしょうか。
そもそも、事務利用やネットサーフィンはスマートフォンの4G回線でもできることですから、「事務利用には十分!」といった評価には価値がありません。技術の進歩はありがたく、そんなことは当たり前のステージなのです。

ということで、あえて評価する価値があるとするならば、”不適”とされている”オンラインゲーム”のプレイ環境になろうかと思います。
自分がよくプレイするゲームで試していきたいと思います。巷の評価通り、どのくらい実用に”耐えられない”のかを試していこうと思います。

基本的にはリアルタイム対人ゲーム(?)を評価します。
例えば、ポケモンとか遊戯王みたいなターン制のゲームは別に多少ラグかろうがどう考えても問題にならない(すべての通信が終わってから次に進む)ので、評価する必要なないと考えています。


商品のレビュー的記事ではありますが、その時々のサービス感によって変動要素のある、種々”料金”については基本的に触れませんので、ご容赦ください(そういったコンテンツは豊富ですからね)。

ホームルータの選定

単にホームルータと言っても、いろいろなメーカから発売されていますね。
それぞれのホームルータにはどんな特徴があるのか、どれがオススメなのか、といったコンテンツは豊富にあるので、省きます(検索したらわかりやすい記事がたくさん出てきます)。

とりあえず、”最もゲームができそう(単純)”と思われるホームルータを選定します。
簡単です。つまり、”一番速度が出そうな機種”であって、”エリアも充実していそう”ということです。

どうせ、買わないとわかりませんから、評価をアテにするしかないので、公式サイトとネットの評価を鵜吞みにして決めます。


ということで、最も速度に定評があると見れる、”docomo home 5G HR01”を用いて評価することにします(雑)。

しかもドコモ回線ということで、通信エリアについても、基本的には安心することができます。
誰でも、最低限のネット環境を構築できる意味合いでは、かなり適した選択と言えます。
(「まったく繋がらない」といったトラブルには縁遠いという意味です。)

ホームルータ購入

ということで買ってきました。

本体の左のランプが緑に光っているのが、4G接続とのこと。5Gの場合は青色らしい。

ヤマダ電機で買ってきました。購入時(2022年3月末時点)には”端末一括0円”で売られており、36ヶ月間は”月々1,100円引き”といった、ぱっと見お得感があったので、即決です。
(ネットでも購入することはでき、キャッシュバック等を得られるサービスもあるようです。割愛。)

ただ、残念ながら5Gエリア内ではなかったので、最大値での評価はできません。。。
もし、今後5Gが提供されたら、再度レビューします。

検証

スピードテスト

購入したホームルータは、有線接続が可能なようでしたが、どうせもとは携帯回線です。せっかくなので、すべて無線でプレイしましょう。
とはいえ、無線でダメだった時には有線に頼る選択肢もあるので、スピードテストくらいはしておきましょう。
とりあえず、PS4の機能で確認してみます。

Wi-Fi接続時
有線LAN接続時:速度には差はないよう。

測定した時間は20時です。数日使った体感としては、これくらいの速度が中央値といった感じです。
日中はもう少し速くて、22時頃になると、さらに遅くなる印象です。

速度としてはどうでしょうか。。。下りは必要十分ですが、上りはイマイチなようです。口コミでも問題視されている点です。
つまり、動画等の視聴といった、ダウンロードメインのコンテンツには強いですが、こちらからの信号送信するようなゲームには向いてない。そんなところでしょうか。

もちろんこれらのスピードが速いに越したことはありませんが、おそらく重要な要素は他にもあります。
それが”Ping値”とか”レイテンシ”とか呼ばれるやつです。つまり送受信の応答スピードというか、いわゆるラグのことです。見るからに重要そうですね。

スマートフォンで別のスピードテストを試してみます。検索すると出てくるGoogleのやつです。

測定時間は0時です。そこそこの速度ではないかと思います。

ということで、見ていただきたいのは、”レイテンシ”の部分です。
47msということで、これは固定回線に比べるとお世辞にも早いとは言えません。調子がいい時間でこれですから、基本的には更に遅いです。
射撃ボタンを押したら、47ms後に発射される。そんなイメージ。つまり”ラグ”というわけです。

ゲームのロード画面では大容量の送受信を行っているでしょうから、その際にはスピードが重要になりますが、ゲーム中は、ロードを挟むことなく、リアルタイムにプレイヤーの操作が反映されます。
つまり、細かいデータの送受信によって、操作を反映しているため、オンラインゲームにおいてはレイテンシが重要であり、ここが弱いホームルータはゲームに向かない。そんなところでしょうか。

とはいえ、プレイがままならない程に致命的とは思いませんので、とりあえず、試していきましょう。

Apex Legends

とりあえず、プレイ人口も豊富そうな、”Apex legends(PS4)”をプレイしてみました。

私はプラチナ帯をうろうろしている中堅になり切れないプレイヤーで、しばらくサボっていた復帰勢です。同じくらいのレベル層の方は参考になるかと。

ということで、さっそく。
ランクマッチを複数回プレイしましたが、やはり、ところどころラグを感じますが、致命的かと言われるとそうでもありません。
巷で言われるような、「お話にならないレベル」とまでは行かないかなといった印象です。

ひとまず、ゴールド帯では。

雑に3プレイくらいしたところの戦闘シーンを

この動画中、Ping値はおおよそ”80ms”前後で推移しているようです。これは、かなり遅いと言っても過言ではありません。近場の海外サーバーでプレイしているような感じに近いでしょうか。
そう聞くと、「まぁ、やりにくさを感じることはあるけど、やってできないことはないし、負け確でもない」感が伝わるでしょうか(伝われ)

Ping値:88ms 遅いですね・・・

”普通に気にならずできる”とまで言うつもりはありませんが、”試合にならない”わけではないことがわかりました。
というか、はっきり言いますが、私レベルの実力(コールド~プラチナくらい)では、極端に負荷がかかるタイミング(ジブ・バンガのウルトとか)以外で、「ラグいな」と感じることさえほとんどありませんでした。
猛者たちはフレーム単位で争っているんでしょうが、こちらはそこまでのスキルはありません。コンマ何秒相手より遅れたからと言って勝敗が左右されない(左右されたかも認知できない)ことのほうが大多数です(たぶん)。

個人的にはストレスは感じませんでした。
友人とボイスチャットしながらというのもやりましたが、特に気にはなりませんでした。
上位を目指したいとか、そんな欲望がなく、「遊べりゃいいよ。」くらいの気持ちなら、全然OKなんじゃないでしょうか(もちろん通信エリアによっては、これ以上厳しい可能性はあります)。


さすがドコモの回線といったところなのでしょうか。某空気とは違うという可能性があります。
某空気ご利用の方は、”HR01 home5G”に乗り換えてみてはいかがでしょうか。


もう少し、この環境でプレイしていこうと思います。
(プラチナ帯で戦えるなら十分な気がします。そこまでいけるかなぁ・・・)

ポケモンユナイト

次に、私がよくやるゲームとして、ポケモンユナイト(スマートフォン・Switch)を評価していきます。
Apexができるんだから、こいつも大丈夫だろう。

そう思ってた時期が、私にもありました。

結論から書きますが、対策なしでは思いのほか厳しいです。
ゲーム側のサーバーの実力なのか、機種の差(PSは性能が良い分多少融通が利く???)なのかはわかりませんが、ラグが厳しかったです。

技のボタンを押しても、発動しない。
ため技(ルカリオのグロウパンチとかジュナイパーのかげぬいとか)をためてボタンを離しても、ずっとため続けて技が出ないとか。

全くできないわけではないですが、Apexと違って普通にストレスを感じました。
もちろん、スマホ版だと普通に携帯回線でもできるわけで、要はそんな感じです。致命傷じゃないけど、ちょっと・・・・という。



ですが、設定を妥協することで、プレイ可能というレベルまでは行けました。
簡単かつ当然の話ですが、画質を落とせば大丈夫です。

フレームレートはさすがに高じゃないと快適性が。(欲張り)

「低」でもいいですが、低ってホントアニメーションも控えめで臨場感がありません。
でも「中」だと慣れればそこそこまあまあ普通な感じなので、この辺で妥協するのが良いと思います。

私は、このホームルーターを使用して、ポケモンユナイトをニコ生配信をすることがあります。
それに耐えうるレベルで何とかなります。

でもこれ、Switch版には無い設定ないんですよね。
つまるところ、現状ではSwitch版はおススメできません。

スマホは性能格差があるから、その対策なんだとは思いますが、回線弱者のことは考えていませんね。


ですが、Switchでもできないわけじゃありません。ランクでマスターに到達するくらいはできます。
でも、キャラコンがシビアなキャラクターは避けるべきです。

これは無理だと感じたのは
・しんそくルカリオ
・つじぎりゾロアーク
・スパークゼラオラ
くらいでしょうか。

あとは、タイミング次第ではらぐいなぁ。くらいです。

結論

案外やれます。
ただ、最低限の速度が必要な、PSのシェアプレイはできません。
なので、それがやりたい人はダメです。

それ以外に友人ととりあえずゲームできればいいやくらいの感覚であれば、強力な選択肢になりえるのかなという印象です。

5G環境だともっと良くなるかな・・・。(試せない・・・)

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