ディスペンサーのバッテリー交換【simplehuman製】

修理

今やあらゆるところで見るようになったディスペンサー。近づけるだけでこそこ適量を出してくれます。
(便利と言えば便利だけど、ぶっちゃけそこまでじゃないような…便利さより非接触的な側面の方が強いのかな?)

我が家では手洗い石鹸と、食器用洗剤で使用しています。

食器用洗剤を入れているディスペンサーは、電池式ではなく、「充電式」のもので、最近なんだかバッテリーの持続時間が短いということで、交換しようというわけです。
(今までは数か月持っていたのが、最近は2,3週間で動かなくなる。)

我が家で使っているディスペンサーはsimplehuman製のこれです。
(知らなかったけどめっちゃ高くね・・・。こんなん使ってたんか・・・・・。)


というわけでやっていきます。

作業開始

分解

早速分解していきますが、分解方法は見当もつきません(いつものこと)。
それっぽい雰囲気でやっていきます。


とりあえず、底というか、洗剤を入れるタンクの部分を外します。

下の透明な部分がタンクです。
普通に回すと取れます。意外とタンクが小さい!

そして(たぶん)ステンレスの外筒を外します。
ボタンがストッパーになっているので、押しながらスライドすると取れました。

電源ボタンを押してスライドすると取れる。


順調に進んでいますが、ここからそれっぽいネジもはめこみもないです。。
恐らくですがこの溝の部分をほじくって無理やり外していく必要がありそう。
凄くめんどくさい。

うーん。開けるの大変そ。

とりあえず、先端(洗剤が出るところ)の上についてるステンレスのカバーを外します。
適当にあおればとれました。

この辺をぐりぐり
接着されているっぽいですが、案外簡単に。

そして問題の本体ですが、とにかくカッターとはヘラで切って削ってあおっていきます。

全然あかねぇ・・・。


続けること数日・・・(大げさ)

あいた・・・

何度か諦めながらやっとの思いで解放。。。
最初、接着剤かと思ってヒートガンで加熱したりしましたけど、普通に溶着?でした。
とても苦戦しました。

中を開けてみると、お目当てのバッテリーがありました。
こいつがおそらくへたっているはずです。

青いやつがバッテリー。これを交換していきたい。

とりあえず電圧チェック・・・・・

0.032V!?本来なら3.7V前後なわけです。

いくら何でもそれは・・・低すぎでは・・・。
流石にへたっているとは言え、そこまで電圧が低くなるとは思えません。
過放電にもほどがありますね。

バッテリーの外装を剝がしていきます。(シュリンクとかいうのかな?)
何やら回路があります。
ニッケルストリップがありえない錆び方してますね・・・。
なんでこんな・・・電食・・・?
考えてもわからないので、あきらめましょう。

外装を剥がすと何やら回路が。
負極側のニッケルストリップがもうボロボロ・・・。なんで・・・。

電圧チェックの際にやたらと電圧が低かったのは単純にこんな感じで断線していたからっぽい。
バッテリーがへたってるんじゃなくて、もしかしたら回路がおかしかっただけの可能性はありますが、充電できていたし使用もできていたので、おそらく無関係。たぶん。
なので、予定どおりバッテリー交換は続行。

ちなみにこの回路は、たぶんですがバッテリーの保護回路です。
なので、こいつは流用した方がよさそう。

だた、電極に錆的なのがすごいついてて。このままだといけないので削ります。

顕微鏡画像。めっちゃ錆。
カッターで削ってなんとかきれいに。

バッテリー交換

ということで、バッテリーを調達しました。
同じ14500を買いました。おそらく同じところに収めれるはずです。

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あいにく、ニッケルストリップもスポット溶接機も持ってないので、はんだで付けます。
ちなみにですが、オススメしません。

バッテリーの端子にははんだがあまり付かないので、普通にダメです。
ですが他に手法もないので、無理やりなんとかします。
とりあえず、保護回路に電線をはんだ付けします。

白と黒の線がそれ。

そして無理やりバッテリーもはんだ付けします。
これがほんと苦戦した。バッテリーの端子にはんだ乗らないんですよ。

不格好ですが、とりあえず接続に成功。
引っ張らなければ取れないと思う。たぶん。

ほんとにはんだがのらない。真似はしないように。

端子がむき出しなのは流石にNGなので、カプトンテープでぐるぐるまきまき絶縁します。
不格好ですが(以下略)

とにかくぐるぐる巻き。

バッテリーを元あった位置に接続して戻します。
とりあえず、これにて一件落着です。ちゃんと動けば。

元居た位置に戻します。

組み立て

基本的には、分解と逆の手順です。
分解の時と写真上では何も変わらないので、写真なしです。

外すのに苦労した上蓋というか、上の部分を取り付けます。

元々溶着されていたものを切り取った都合上、完璧に元には戻せません。
ですが、水回りで使用するものなので、浸水のリスクがあるので、極力戻したい。
いや、戻すべきです。

ですが、再びきれいに溶着することはできないので、諦めます。
積極的に水をかけるものではないので、「絶対に水をかけない」ことを決めごととしてそのまま戻します。
真似してはいけません。
適当に接着剤を流してテープで養生とかそれくらいはやったほうがいいです(私はやらないけど)。

ということで、ステンレスの外筒を元に戻して、タンクを取り付けて、いろいろ元に戻して完成です。

動作確認

元に戻したので、ちゃんと動くか確認します。
とりあえず、電源をON。

青LEDが光ってる!!!

ちゃんとつきますね。
写真はありません(無理なので・・・)が、洗剤もちゃんと出ました。
無事に復旧できましたね。


とりあえず、任務完了です。
あとは、バッテリー持ちが元に戻ったか、しばらく使っていきたいと思います。

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