買い物カゴのおもちゃ

3Dプリンタ

子供(に扮した嫁)「このカートで買い物するのに、買い物カゴがないんだけど(要約)。」

お人形を乗せて遊ぶだけじゃなく、お買い物もしたいらしい。

左様でございますか・・・。
作ります。いや、作らせていただきます。

このおもちゃは、分類上はベビーカーで人形を乗せて遊ぶもののようです。
ショッピングカートみたいな見た目であります。確かに、カゴが欲しくなるものです。


知らなかったんですが、すごい高いですね・・・有名ブランド?とのこと。

作成

ということで、まずは3Dデータを作成していきます。
要望どおり、ベビーカーに乗せれるようなサイズ感になることを前提に作成していきます。

使用しているソフトは、”Fusion360”です。

3Dデータ作成。寸法やデザインを決める時間を含めて、作成には1時間くらいかかりました。

3Dデータが完成しました。
本物の買い物カゴを参考に、ロゴ?を入れられるスペース(シール貼ったりを想定)を入れました。

ということで、スライサソフトでデータを作成します。
使用ソフトはCuraです。
本体と取っ手は別々で出力し、あとで取付します。

本体。大きいので時間がかかります。
取っ手。あとから取り付けます。

ということで、出力完了しました。
見た目の良さを重視して、木質フィラメントで作成しています(木製の買い物カゴなんて見たことないですけどね)。

木質フィラメントだと、おもちゃっぽさが出ていいですね。

予定どおり取っ手を付けていくんですが、やはりというか、データ作成の段階で無理だろうなぁ~と気づいていながらも、見え見ぬふりをしていましたが、やはり入りません。
入るわけないんですよね。余程柔らかい素材でなくては。知ってました。

構造的に、両方の穴に入れるのは無理ですよね。わかります。

当然、しっかり取り付けられた状態を想定してデータを作成していて、遊んでいて取れないような形状にしているわけです。取れないならば逆に取り付けもできない。簡単ですね。

見て見ぬふりをしていたのは、もちろん考えがあるからです。
簡単ですね。折ってしまって、接着すればいいわけです。

取付部分を雑に折ってから取り付けます。
接着にはこのアクリル用接着剤を用います。

アクリル用接着剤を使うと、素材が(たぶん)溶けてくっつくので、むしろ(たぶん)強度が上がります。3Dプリンタの層よりは強いと思います。
結論から言うと、子供の無邪気な遊び方でも取れないくらいです。

しっかり接着して完成です。
しっかり、取っ手も動きます。

案外、それっぽくできたのではないかと思います。
そして、当初の予定どおりベビーカーでの買い物も可能です。ぴったり落ちないようになっています。

どれだけ乱暴な運転をしても、抜け落ちることはありません。

これが、実に子供には評判が良いのです。
作成意図だったショッピングカート遊びではあまり使われないんですが、こういったカゴに色々小物を入れて遊んでいるようです。
このベビーカーに乗せるのにちょうどいいサイズで作った結果、子供の遊びにちょうどいいサイズであったということですね。別にこのベビーカーいりません。
大人が想定した遊びをするとは限らないわけです。

親戚の子供が遊びに来た際にも、これでばかり遊ぶほどには人気でした。
誕生日プレゼントの一つとして渡してとても喜ばれるものです。

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